九代天師の諱は符、字は徳信、張迥の長男である。身を正して物事によく通じていた。あらゆる書物に目を通して暗唱した。諸子百家・陰陽禁格の説によく通じていた。祖天師の法を守り伝え、経籙を弟子たちに伝えたので、四方の人々は天師を仰ぎ尊敬した。
ある日、沐浴して衣冠を整え、きちんと座って羽化した。九十一歳であった。
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